[Omeka S Tips] Notes on Using the BulkImport Module on Windows

概要 以下の記事で、CSVファイルを用いたメタデータと画像の一括登録を行うためのモジュール「BulkImport」について紹介しました。 nakamura196.hatenablog.com こちらの記事では、CSVファイルを作成して登録する方法を紹介していますが、macOSでは問題ないものの、WindowsでCSVファイルを作成し、Omeka Sに登録した際、以下のエラーが生じる報告がありました。 File “media_template.csv” has media type “application/vnd.ms-excel”, not “text/csv”. これに対して、ODSファイルで登録することにより、本エラーが解消されました。 以下、本件についての詳細について説明します。 不具合1 CSVファイルでは上記のエラーが発生しましたが、TSVファイルでも以下のエラーが生じました。 File “media_template.tsv” has media type “application/octet-stream”, not “text/tab-separated-values”. 解決策1 この事象に対して、GitHubに以下のIssueがありました。フランス語なので、各種翻訳ツールを利用しながらご確認ください。 github.com 上記では、ODS(OpenDocument Spreadsheet)をお勧めします、と書かれています。なので、ODSファイルで登録してみたところ、エラーが表示されなくなりました。 なお、ODSファイルは、Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートの保存・出力形式の一つとして選択できます。 Bulk ImportモジュールでのODSファイルを用いた登録については、以下の図で示すオプションを選んでください。その後の設定などについては、CSVファイルを用いる場合と同様です。 不具合2 ODSファイルで登録することにより、エラーメッセージは表示されなくなりましたが、WindowsのMicrosoft ExcelでODSファイルを作成した際、一部の(特に)日本語の文字列が抜け落ちてしまう事象が確認されました。 詳細な原因はわかっておらず、またすべてのWindows端末で生じる不具合かは確認できていませんが、Omeka Sを使用している複数のプロジェクトで同様の事象が報告されました。 解決策2 この課題に対する暫定的な対応策として、Google スプレッドシートを用いてデータを作成し、ODSファイル形式でダウンロードしたファイルを使用することにより、上記の一部文字列が抜け落ちてしまう不具合が解消されました。 最善の解決策かはわかりませんが、同様の事象でお困りの方がいらっしゃれば、この方法をお試しいただけますと幸いです。 まとめ 本記事では、WindowsでBulkImportモジュールを使用する際の不具合と暫定的な解決策について紹介しました。 今回ご紹介した方法で、「うまくいった」「うまくいかなかった」ということがあれば、情報共有いただけますと幸いです。 また、他によい方法などがありましたら、お知らせいただけますと幸いです。

August 7, 2021 · 1 min · Nakamura

[Omeka S Tips] About Auto-Adding New Items to Each Site

概要 最新のOmeka Sでは、Omeka Sへのアイテム新規登録時において、サイト毎に自動的にリソースとして登録するか否かを設定できるようになっています。 公式のマニュアルでは、以下に記載があります。 https://omeka.org/s/docs/user-manual/sites/site_settings/#general-settings これはOmeka Sが複数のサイトを管理できる設計となっているため、そのサイト毎に検索対象とするアイテム(リソース)を変更できるようになっています。 ただし、Omeka Sを用いて一つのサイトのみを管理する場合、Omeka Sへのアイテム登録にあわせて、サイトへもアイテムが検索対象として自動登録されるほうが効率的です。 本記事では、この設定について説明します。 設定方法 具体的には、以下のサイト毎の設定画面において、「Auto-assign new items」で設定を行います。こちらに有効化すると、自動的に新規アイテムが当該サイトの検索対象として追加されるようになります。 参考 なお、以下の画面のように、アイテム毎に追加したいサイトを設定することも可能です。 また、各サイトのリソース一覧から、登録条件を指定した一括登録も可能です。 まとめ Omeka Sにアイテムを新規登録したにもかかわらず、サイトにアイテムが登録されない、ということでお困りの方に対して、本記事が参考になりましたら幸いです。

August 6, 2021 · 1 min · Nakamura

[Omeka S Tips] How to Add Existing Standard Vocabularies

概要 Omeka SではRDF(Resource Description Framework)を用いてリソース(アイテム、アイテムセット、メディア、etc…)の情報を記述します。そのため、RDFのクラスやプロパティのコレクションである語彙をインポートする必要があります。この記事では、この既存の語彙のインポート方法について説明します。なお、公式マニュアルでは以下に記載があります。 omeka.org 具体的には、国立国会図書館が提供する国立国会図書館ダブリンコアメタデータ記述(DC-NDL)とSchema.org、ジャパンサーチの利活用スキーマの登録を例とします。 なお、代表的な語彙としてDublicon Core Terms(dcterms:)が挙げられます。Omeka Sのインストール直後のデフォルト設定では、Dublin Coreに加えて、Dublin Core タイプ(dctype:)、書誌オントロジー / Bibliographic Ontology(bibo:)、FOAF / Friend of a Friend(foaf:)が登録されています。 既存の語彙を可能限り使用することで、データの共有が容易となります。一方、独自の語彙を使用したい場合には、Custom Ontologyモジュールが使用できます。この使用方法については、以下の記事で紹介しています。 nakamura196.hatenablog.com RDFスキーマファイルの取得 語彙の登録にあたり、各語彙のRDFスキーマファイルを取得する必要があります。 DC-NDL 以下から取得することができます。 https://www.ndl.go.jp/jp/dlib/standards/meta/2020/12/ndl-terms.rdf 以下のページに掲載されています。 www.ndl.go.jp なお、接頭語は「dcndl」、名前空間のURIは「 http://ndl.go.jp/dcndl/terms/」です。 Schema.org 以下から取得できます。 https://schema.org/version/latest/schemaorg-current-https.rdf 以下のページに掲載されており、フォーマット(JSON-LD、RDF/XML、Turtleなど)を指定できます。 schema.org なお、接頭語は「schema」、名前空間のURIは「 https://schema.org/」です。 ジャパンサーチの利活用スキーマ ジャパンサーチの利活用スキーマ関連の語彙の例として、以下が挙げられます。 jps: https://jpsearch.go.jp/term/property# type: https://jpsearch.go.jp/term/type/ chname: https://jpsearch.go.jp/entity/chname/ ここでは、上記の接頭語「jps」の語彙を対象とします。本語彙は以下から取得できます。 https://jpsearch.go.jp/term/property Omeka Sへのインポート 画面左部のメニュー「語彙の一覧」にアクセスし、画面右上のボタンをクリックしてください。なお、2021年7月時点で、本ボタンの日本語訳に間違いがありますので、いずれ修正したいと思います。 その後、以下のような入力フォームが表示されますので、基本情報や登録するファイルの情報を入力します。ファイルについては、ファイルのアップロードまたはURL指定による読み込みが可能です。以下は「ジャパンサーチ利活用スキーマ」を登録した例です。 この方法で、「DC-NDL」「Schema.org」も合わせて登録した結果が、以下の「語彙の一覧」画面で確認できます。 Schema.org は膨大な数のクラスとプロパティが定義されていることがわかります。 なお、各語彙で定義されているクラスおよびプロパティ一覧の列の数字をクリックすると、当該語彙のクラスまたはプロパティの一覧画面に遷移します。また、ラベルの横にある省略アイコンをクリックすると、以下の図のように、そのクラスまたはプロパティの詳細な説明が表示され、さらに当該クラスまたはプロパティが使用されているアイテムの一覧を確認することができます。以下の例では、「dcterms:title」が2つのアイテムで使用されていることを確認できます。 更新 語彙の更新は、「語彙の一覧」ページに表示される鉛筆アイコンをクリックして編集画面に入ります。そして、新しい語彙のファイルまたはURLを指定して画面右上の「保存」をクリックします。 その後、以下のような更新前後の変更を確認する画面が表示されます。ここでは、「Schema.org」の「schema:highPrice」というプロパティのラベルを、試験的に変更した例です。問題ない場合には、画面右上の「変更を承認」をクリックして、更新作業を完了させます。 なお、2021年7月時点においては、クラスおよびプロパティの追加と変更のみが可能で、特定のクラスまたはプロパティの削除は非対応のようです。 削除 語彙の削除は、「語彙の一覧」ページに表示されるゴミ箱アイコンをクリックします。画面右部に確認パネルが表示されるので、「削除を確定」を押して作業を完了させます。 まとめ 以上、既存の語彙を追加、更新、削除する方法を説明しました。 ...

July 24, 2021 · 1 min · Nakamura

[Omeka S Tips] How to Set Language Attributes for Metadata

メタデータの言語設定の方法について紹介します。公式のマニュアルでは、以下に記載があります。 omeka.org 以下のメタデータ編集画面において、地球儀のアイコンをクリックすると、入力フォームが現れます。こちらにjaやenなどを入力することで、メタデータの言語属性を与えることができます。 この言語属性は公開サイトで表示されるほか、Omeka SのAPIで提供されるJSON-LDでもご確認いただけます。 https://diyhistory.org/nakamura196/api/item_sets/2 多言語の情報管理、サイト構築のお役に立てば幸いです。

July 24, 2021 · 1 min · Nakamura