Omeka Sは、モジュール(プラグイン)によって機能を拡張できます。本章では、モジュールのインストール方法と、代表的なモジュールを紹介します。IIIFに関連するモジュールについては、次章「モジュール(IIIF)」で詳しく解説します。

モジュールのインストール方法

モジュールのインストール手順は以下の通りです。詳しくは、Omeka Sモジュールのインストール方法を参照してください。

1. モジュールのダウンロード

モジュールのZIPファイルをダウンロードし、Omeka Sのmodulesディレクトリに展開します。

cd /var/www/html/omeka-s/modules/
wget https://github.com/omeka/Omeka-S-module-XXX/releases/download/vX.X.X/XXX-X.X.X.zip
unzip XXX-X.X.X.zip

2. 管理画面での有効化

管理画面の左メニューから「モジュール」を選択し、一覧に表示されたモジュールの「インストール」ボタンをクリックします。

モジュールの一括ダウンロード

複数のモジュールを一度にダウンロードするスクリプトも利用可能です。詳しくは、Omeka Sのモジュール一括ダウンロードスクリプトを参照してください。

モジュールのアップデート

モジュールのアップデート情報については、Omeka Sのモジュールアップデート情報を参照してください。Omeka S本体のアップデートについては、Omeka Sの更新を参照してください。

データインポート系モジュール

Bulk Import

Bulk Importは、CSVファイルなどからメタデータとメディアを一括で登録するためのモジュールです。大量のアイテムを効率的に登録する場合に不可欠です。

詳しくは以下の記事を参照してください。

CSVファイルの書式例は以下の通りです。

dcterms:title,dcterms:creator,dcterms:date,dcterms:description,media_url
"源氏物語絵巻","作者不詳","12世紀","平安時代の物語を描いた絵巻","https://example.com/image1.jpg"
"鳥獣戯画","鳥羽僧正","12世紀","動物を擬人化して描いた絵巻","https://example.com/image2.jpg"

Bulk Importの設定時には、CSVの各列とOmeka Sのプロパティとの対応(マッピング)を定義します。設定例については、Omeka SのBulkImportを使用する際の設定例を参照してください。

不具合への対応については、以下の記事を参照してください。

Bulk Export

Bulk Exportモジュールは、Omeka Sのデータをさまざまな形式でエクスポートするモジュールです。

File Sideload

File Sideloadモジュールは、サーバー上に事前にアップロードしたファイルを、管理画面からメディアとして一括登録できるモジュールです。大量の画像ファイルをアップロードする際に、ブラウザ経由のアップロードよりも高速かつ安定的に処理できます。

詳しくは、File Sideload: Omeka Sで画像を一括アップロードするを参照してください。

検索系モジュール

Advanced Searchモジュールは、Omeka Sの検索機能を強化するモジュールです。部分一致検索やファセット検索などの機能を追加できます。

Advanced Search adapter for Solr

Apache Solrと連携して、高速で高機能な全文検索を実現するモジュールです。大量のデータを扱う場合に有効です。

詳しくは、Advanced Search adapter for Solrを参照してください。

地図・タイムライン系モジュール

Mapping

Mappingモジュールは、アイテムに緯度・経度の位置情報を関連付け、地図上に表示するモジュールです。Leafletベースの地図表示を提供します。

Timeline

Timelineモジュールは、日付情報を持つアイテムをタイムラインとして時系列表示するモジュールです。

詳しくは、Timelineモジュールを参照してください。

メタデータ関連モジュール

Custom Vocab

Custom Vocabモジュールは、リソーステンプレートで使用できるカスタムな選択肢リスト(語彙)を作成するモジュールです。入力値を統制し、データの一貫性を確保できます。

Metadata Browse

Metadata Browseモジュールは、アイテムの詳細画面で、同じメタデータ値を持つ他のアイテムを検索するリンクを自動的に付与するモジュールです。

詳しくは、Metadata Browse:同じメタデータを持つアイテムを検索するリンクを付与するを参照してください。

Folksonomy

Folksonomyモジュールは、ソーシャルタギング機能を追加するモジュールです。利用者がアイテムにタグを付与できるようになります。

詳しくは、Folksonomy:ソーシャルタギングを参照してください。

その他の便利なモジュール

Clean URL

Clean URLモジュールは、アイテムやアイテムセットのURLをより読みやすい形式に変更するモジュールです。

Sitemaps

Sitemapsモジュールは、検索エンジン向けのサイトマップXMLを自動生成するモジュールです。SEO対策に有効です。

OAI-PMH Repository

OAI-PMHリポジトリモジュールは、Omeka SのデータをOAI-PMHプロトコルで外部に公開するモジュールです。他のシステムからのメタデータハーベスティングが可能になります。

Extract OCR

Extract OCRモジュールは、PDFファイルに対してOCR処理を行い、全文検索対象のテキストを抽出するモジュールです。

詳しくは、PDFファイルに対してOCRを行うモジュール「Extract Ocr」を参照してください。

Scripto

Scriptoモジュールは、ユーザー参加型の転写・翻訳を実現するモジュールです。MediaWikiと連携して動作します。

詳しくは、Scripto:転写や翻訳を行うを参照してください。

HistoryLog

HistoryLogモジュールは、リソースの変更履歴を自動的に記録するモジュールです。誰がいつ何を変更したかを追跡できます。

詳しくは、HistoryLog:変更履歴の記録を参照してください。

Model Viewer

Model Viewerモジュールは、3Dモデルを表示するためのモジュールです。

詳しくは、Model Viewerモジュールを試すを参照してください。3Dモデルの公開方法については、Omeka Sで3Dモデルを公開するも参照してください。

関連記事