展示ビルダ(Exhibit Builder)は、Omeka.netの最も強力な機能の一つです。登録したアイテムを使って、テーマに沿ったオンライン展示を作成できます。テキストと画像を組み合わせた解説ページを作成し、物語性のあるデジタル展示を構築できます。本章では、展示の作成方法について解説します。

展示ビルダの概要

展示ビルダは、Omeka.netではプラグインとして提供されています。Plus以上のプランで利用可能です。

展示の構成要素

展示は以下の階層構造で構成されます。

Exhibit/SectiCoonn/tPeangteBlock
構成要素説明
展示展示全体。タイトル、説明文、テーマを持つ
ページ展示内の個別ページ。セクションとして階層化も可能
コンテンツブロックページ内のコンテンツ単位。レイアウトを選択可能

展示の作成手順

1. 展示の追加

管理画面の左メニューから「Exhibits」を選択し、「Add an Exhibit」ボタンをクリックします。

2. 展示の基本情報を入力

以下の情報を入力します。

項目説明
Title展示のタイトル
SlugURLの一部となる英数字の識別子
Creditsクレジット(制作者情報)
Description展示の概要説明
Tags展示に付与するタグ
Theme展示専用のテーマ(サイトテーマと異なるものを選択可能)
Cover Image展示のカバー画像

3. ページの追加

展示の編集画面で「Add Page」ボタンをクリックして、ページを追加します。

ページの設定項目:

項目説明
Page Titleページのタイトル
Page SlugページのURL識別子

4. レイアウトの選択

ページ内のコンテンツブロックを追加する際、レイアウトを選択します。利用可能な主なレイアウトは以下の通りです。

File with Text

画像(ファイル)とテキストを組み合わせたレイアウトです。画像の位置(左、右、中央)を指定できます。

[]

複数の画像をギャラリー形式で表示するレイアウトです。

[[14]][[25]][[36]]

Text

テキストのみのブロックです。見出しや解説文の記述に使用します。

HTML使

File

ファイル(画像)のみを表示するブロックです。

5. コンテンツの入力

アイテムの追加

コンテンツブロックにアイテムを追加するには、「Add Item」ボタンをクリックし、登録済みのアイテムから選択します。アイテムのファイル(画像など)とキャプションがブロックに挿入されます。

キャプションには、アイテムの説明やコンテキスト情報を記入できます。

テキストの入力

テキストエリアには、WYSIWYGエディタを使って書式付きのテキストを入力できます。HTMLの直接編集も可能です。

<h3>浮世絵の特徴</h3>
<p>浮世絵は、江戸時代に発達した日本の<strong>木版画</strong>です。
風景画、美人画、役者絵など、様々なジャンルがあります。</p>
<blockquote>
  「浮世」とは「現世」を意味し、当時の風俗や流行を描いた絵画です。
</blockquote>

6. ページの並び替えと階層化

展示内のページは、ドラッグ&ドロップで並び替えることができます。また、ページを別のページの下にドラッグすることで、階層構造(セクションとサブページ)を作成できます。

7. 展示の公開

すべてのページとコンテンツの編集が完了したら、展示の設定画面で「Public」にチェックを入れて保存します。公開された展示は、サイトの訪問者が閲覧できるようになります。

展示のデザインカスタマイズ

展示専用テーマ

展示ごとに異なるテーマを設定できます。サイト全体のテーマとは別に、展示に適したデザインを選択できます。

CSSのカスタマイズ

Gold以上のプランでは、CSSを直接編集して展示のデザインを細かくカスタマイズできます。

展示作成のベストプラクティス

ストーリーラインの設計

展示を作成する前に、伝えたいストーリーやテーマを明確にしてください。以下の点を考慮します。

  1. 目的: 展示を通じて何を伝えたいか
  2. 対象: 想定する閲覧者は誰か
  3. 構成: ページの順序と階層構造
  4. アイテム: 使用するアイテムの選定

テキストと画像のバランス

テキストと画像のバランスに注意してください。過度にテキストが多いと読みにくくなり、画像だけでは内容が伝わりません。各ページに適切な量のテキストと画像を配置します。

ナビゲーションの工夫

ページ数が多い場合は、階層構造を活用して論理的なナビゲーションを構築してください。訪問者が迷わずに展示を閲覧できるようにします。

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