IIIF Search は、全文検索のためのIIIF Content Search APIを追加する Omeka S 用モジュールです。
特に、日本語テキストを扱うための改修を加えた以下のモジュールを対象に、その使用方法を紹介します。
https://github.com/nakamura196/Omeka-S-module-IiifSearch
インストール#
githubからソースコードをcloneします。omeka-sは適宜読み替えてください。
githubからインストールする場合には、上記のように、フォルダ名を対象モジュール名に変更する必要がある点に注意が必要です。
インストール後、検索クエリとして使用する文字列の下限を設定するフォームが表示されます。日本語テキストを扱い場合には、1などに設定しておくことをお勧めします。

ALTO形式のxmlファイルの作成#
OCR結果を記述するためのフォーマットの一つであるALTO形式のXMLファイルを作成する必要があります。
https://www.loc.gov/standards/alto/techcenter/elementSet/index.html
ALTO形式のXMLファイルの作成にあたっては、以下の記事などが参考になります。
例えば、以下の画像ファイルを対して、

以下のようなxmlファイルが生成できます。
画像とxmlファイルをOmekaにアップロードする#
以下のように、画像とxmlファイルをアップロードします。注意点として、画像とxmlのファイル名(拡張子を除く)を揃えて必要があります。(以下の例では、alto_test)

この結果、アイテムの表示画面で、以下のように、検索フォーム付きのUniversal Viewerが表示されます。
(IIIF Server および III Viewersが導入されていることを前提としています。)

「日」という検索語を入力すると、タイトル部分の「日本語」の部分がハイライトされます。

まとめ#
IIIF Content Search APIの機能を追加するモジュールについて紹介しました。
ALTO形式のXMLファイルを生成するプロセスは改善の余地があるため、ALTO形式のXMLファイルを自動的に作成するためのモジュール改修、または、ALTO形式以外のOCRファイルを登録可能にするためのモジュール改修など、今後の課題としたいと思います。
IIIF Content Search APIの挙動を確認する上での参考になりましたら幸いです。