概要
「Peripleo」を使う方法を調べましたので、備忘録です。「Peripleo」は以下のように説明されています。
Peripleo is a browser-based tool for the mapping of things related to place.
https://github.com/britishlibrary/peripleo
今回は以下の記事で紹介した「れきちず」と組み合わせて、使用する方法について紹介します。
成果物
以下のURLでお試しいただけます。
https://nakamura196.github.io/peripleo/

リポジトリは以下です。
https://github.com/nakamura196/peripleo
本ブログでは、以下の『東京帝國大學本部構内及農學部建物鳥瞰圖』(東京大学農学生命科学図書館所蔵)をサンプルデータとして使用します。
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/agriculture/document/187cc82d-11e6-9912-9dd4-b4cca9b10970
背景
以下の会議に参加し、「Peripleo」について教えていただきました。「Peripleo」を開発してくださっている関係者の皆様、会議を開催してくださった皆様、また使用方法を教えてくださったGethin Rees氏に感謝いたします。
http://codh.rois.ac.jp/conference/linked-pasts-10/
基本的な使い方
以下に記載があります。
https://github.com/britishlibrary/peripleo?tab=readme-ov-file#installation-guide
今回は、『東京帝國大學本部構内及農學部建物鳥瞰圖』のデータを利用するにあたり、カスタマイズした点について紹介します。
データの準備
以下のようなスプレッドシートを用意します。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1ZZJZL0K4cBOc0EgMHNV9NQ56C_fcZm0eceBg_OPmxe4/edit?usp=sharing
灰色のセルは不要な列です。
データの準備ができたら、CSV形式でダウンロードします。

JSON形式への変換
Locolligoというツールを用いて、CSVのデータをJSON形式のデータに変換します。
https://github.com/docuracy/Locolligo
まず、以下にアクセスします。
https://docuracy.github.io/Locolligo/
CSVファイルをアップロード後、「Assign CSV Columns」を押すと、以下が表示されます。

予約語をCSVのヘッダーに使用しておくと、手動でマッピングする必要がないようでした。うまくマッピングされなかった場合には、手動で設定します。
なお、予約語は以下で確認できました。
https://github.com/docuracy/Locolligo/blob/main/js/data-converter.js
結果をダウンロードすると、featuresに以下のようなアイテムが格納されたデータを取得できます。
ビューアの起動
!
以下、ソースコードをローカルにダウンロードして作業する方法を紹介しますが、冒頭で紹介したperipleoのREADME.mdに記載があるとおり、GitHubのGUI上でファイルの更新などをしていただいても大丈夫です。
そして、以下にアクセスすると、デフォルトの表示内容を確認できます。

ローカルで実行される場合で、gitやpython -m http.serverがうまく動かなかった場合は、インターネット上にある他の記事などを参考にしてください。
ビューアの設定変更
データの更新
まず、先ほどダウンロードしたJSONの内容をコピーして、以下のファイルを上書きします。
docs/data/VisitPlus-UK.lp.json
ブラウザをリロードの上、東京のほうに移動すると、以下のように、独自のデータが表示されていることを確認できます。

設定の更新
ビューアの設定は以下にあります。
docs/peripleo.config.json
以下のように変更します。
まず、initial_boundsを東京大学周辺に変更します。
また、map_styleを「れきちず」に変更します。
さらに、attributionも変更します。
この結果、以下のように、「れきちず」上に独自データが表示されます。

機能紹介
depictions[0].@idを設定したことにより、サムネイル画像が表示されます。リンク先は、identifierに設定した値が使用されます。

拡大表示すると、depictions[0].titleに設定した文字列が表示されます。

また、links[0].identifierに設定したdbpediaへのリンクに基づき、Related Web Resourcesが表示されます。

さらに、types[0].labelの値に基づき、絞り込み検索が可能です。

まとめ
不正確・不十分な説明もあるかもしれませんが、参考になりましたら幸いです。
Linked Places Format (LPF) に準拠することで、このようなアプリが使えるようになり、大変便利だと思いました。
https://github.com/LinkedPasts/linked-places-format/blob/master/README.md